当院の物忘れ外来は基本的には予約は不要です。
まずは診察を行い、神経学的所見他チェック行い、頭部MRI検査を行います。
この時点で認知機能低下の原因(例えば慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症、脳腫瘍、脳梗塞等)が診断されれば、手術や治療目的に専門病院への紹介となります。
その後、必要に応じて神経心理学的検査や血液検査を行い、総合的に診断します。
認知症はアルツハイマー型認知症が最も多いですが、その他レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭葉変性症等々も少なからずいらっしゃいます。
早期発見・早期治療で症状の進行を抑えられる患者さんもいらっしゃいますが、なかには中等度~高度に症状が進行した患者さんもいらっしゃいます。
その様な場合は、介護者である家族の負担も大きく、また、一人暮らしの方もいらっしゃいますので、地域包括支援センターとの連携や介護申請による社会資源の活用により、介護負担をできるだけ軽減するサポートを行います。
平成29年3月には、法律が改正され高齢者の自動車運転に対する、社会的関心は非常に高くなってきています。
ご本人やご家族の方で「何か変だな」と思う方がいらしたら、まずは物忘れ外来を受診してみてください。
できる限りのサポートをさせていただきます。